夫婦とふたごとネコ一匹

家族で起きた事件(?)を基に四コマ漫画を描いています。

他人の恋バナに悩んでいる場合じゃない

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 青春だから悩みは尽きない。青春ならではの悩みは自分でも経験がある。自分の昔話はさておき咲ちゃんにも受験以外の悩みぐらい一つや二つある。いやもっとあるかもしれない。それを全て傍に追いやり受験という大きな山に向かって進んでいる。しかし外部からもたらされる悩みについては無防備な様だ。

 中学からの友達から恋の悩みを相談されたらしい。それも別れ話。それも今まで恋バナがあっても4番打者並みに打ち返してきた猛者の咲ちゃんにである。これが男だったら「ふーん だったら別れれば?」とか「もう自分では結論は出ているんでしょ」などという反応をするところだが女性は違う。相手は悩みを人に話したいだけで相談された咲ちゃんの意見は求めていない。そこが咲ちゃんをイラつかせる原因になっている。

 もう一度言う。女性は結論を望んでいるわけではない。咲ちゃんを含めたうちの女性陣もそうである。咲ちゃんからその友達の中学からの恋の遍歴を一通り聞いた後に始まるのは、咲ちゃん、藍ちゃん、奥さんの3人での結論が出ない議論(というか井戸端会議)である。横で聞いていた私からすれば「ふーん だったら別れれば?」という結論でものの5秒で済んでしまう話だ。それを夕食を挟んで長時間にわたり話は尽きない。結論は解っているだろ?でも彼女たちの求めている議論の行き着く先はそこではない。

 男性から言わせればそういった話は受験がおわってからでもいいんじゃないかともおもうんだけどなあ。