夫婦とふたごとネコ一匹

家族で起きた事件(?)を基に四コマ漫画を描いています。

娘の学園祭に潜入

学園祭

学園祭のこと

 9月はつい先日の様に感じるがこの記事を公開するまでに既に2ヶ月近く経っている。公開を躊躇した時期もあったがせっかく描いたので公開しないわけにはいかない。娘の特に咲ちゃんの方の高校の文化祭には毎年見に行っている。フリーマーケットの充実と妙な活気があるため行って楽しい。

案内係の怪

 咲ちゃんの今年の係は「案内係」?一体誰をどこに案内するのだろうか?と一瞬疑問に思ったがその係が必要とされているから係があるのだろうぐらいの考えで自分を納得させた。それよりも当日のフリーマーケットでゲット出来る物品に心は向いていた。

 当日咲ちゃんは「案内係」というプラカードをもって立っていた。なるほど、入学希望の中学校3年生とその親を案内するという仕事だった。また、この学校の特殊事情があって案内が必要ということになったのだろう。オープンスクール並みではないにしても学校をよく知ってもらうことは必要だ。

 もしも私たちが望んだら学校内を案内してくれるのだろうかという疑問もないわけではなかったが当然咲ちゃんは拒否してくるだろうなあ。 

他校の男子の影

 私たち親が学校をとりあえず一巡して校門近くに戻ってきた時にそれらを見てしまった。咲ちゃんと他校の男子と楽しそうに歩いているところを。それも「案内係」のプラカードを持ったまま。案内係という名目でデート気分を味わっているのか?父親としてはその光景はイマイチ嬉しくない。しかし咲ちゃんにあれこれ言ったところでうざいバカ親呼ばわりされるだけだろう。

 奥さん経由でそれとなく聞いたところ、同じ塾に通っている他校の同学年の男子らしい。咲ちゃんに言わせれば、同じ塾の仲間だから案内したとのこと。恋愛関係は全く感じないらしい。LINE交換もしたらしいが既にブロック済み。文化祭が終わった後何回か連絡をしたらしいが相手は彼女持ち。向こうの彼女に悪いということでブロックしたとのこと。もっとも奴のことは爪の先ほども知ることがないが、咲ちゃんに釣り合う男ではないと思う。おととい来やがれという思いだ。なぜかほっとした。

子供は親に似る

 ちなみに県内の文化祭は同日に一斉に行われる。双子の妹の藍ちゃんの学校も文化祭だったのだが藍ちゃんから絶対くるなという厳命を受けているので怖くてこの3年間1回も行けていない。親が行事に参加するのを許す咲ちゃんに対して藍ちゃんは学校行事にはまったくタッチさせてくれない。部活の送り迎えぐらいで生活全般やこれからの進路のことも相談を受けずに勝手にやっているようだ。いささか寂しさもあるが自分が高校生だったことを考えると自分もこんな感じだったのだろうなとふと昔のことを思い出す。子供は親に似るもの。私により似ているのは、咲ちゃん藍ちゃんのどちらなのだろうか。